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She led to wide-scale bloodshed. -プロローグ-

 あたりは薄暗く、細長く見える空にはうっすらと月が見えている。その空からゆっくりと舞い降りていく雪。それは地面に降りるとそのまま消えていく。
 あたりの家からは明かりが漏れている。かすかに聞こえる話し声からは、幸せな家族を想像させるのは容易であろう。

 それらとは全く無縁の一生、いや半生を送った女がいる。彼女は今、壁を背に横たわるように倒れている。左手で押さえた脇腹からは、おびただしい量の血が溢れている。かすかに動く胸を見る限り、まだ生きてはいるようだ。

 女は考える――何故こんなことになってしまったのか。もしかすれば、あの家族のように幸せな生活を送るという未来も私に用意されていたはずだ、と。

 女は考える――何故こんなにも痛いのであろうか。この痛みは過去一度足りとも味わったことのない程の苦痛だ。何故このような目にあわねばならぬのか。

 ――それは幾ら考えても出ない答えであろう。

 伏せていた顔がゆっくりと上がっていく。その顔にはすでに死相が見えていた。だが、それは病的なまでに、ただただ美しかった。絹のような金色の髪に、あまりに整いすぎた顔。それは誰もが恐怖を感じずにはいられぬ程であった。
 だからこそ、この運命は正しいものであったのだろう。

 彼女に絡め取られた鎖が、まるで意思を持っているかのようにゆっくりと解けて行く。その様はまるで、次の担い手を探しているかのようであった。
 全ての鎖が解けた。すると彼女の姿がゆっくりと消えていく。まるで世界が彼女の存在を否定しているかのように。

 辺りはもう日が落ち、暗闇が支配していた。そんな中、誰にも身取られず消えていく彼女を、私は少し哀れに感じた。

 女は初めからそうであったのではない。この世界の救世主になどなれる器でもない。ただ彼女は真摯であった。
 それが例え血塗られた存在であっても。










 そして物語は紡ぎ出される。選ばれし者は全部で4人。





 一人は、神に嫌われ、血の雨を降らせる孤高の女

 一人は、この世界に覇を狙う気高き男

 一人は、ただただその日を生き、町から町へと旅する陽気な男

 一人は、神と呼ばれる運命に生まれた卑屈な男





 この4人が織り成す物語は、4人が協力し、強大な敵に打ち勝つ話でもない、ただただ時が流れ、彼らがどう生きていくかを記録した物語。
 流れ行く時は儚く、時として強大な障害にもなり得る存在だ。

 前座は終わりだ。
 物語の幕がゆっくりと上がっていく。
 隙間から見える光は段々と大きくなっていき、やがて眩いばかりの光となり、4人の姿を包みこんでいく。

 さぁ、いよいよだ。長い長い劇の始まりだ。







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――あとがき――
 この物語は、私が高校の頃に書き上げたものです。
 それを最近思い出して、新しく書き起こしてみましたが、いかがでしたでしょうか?
 長い話であるので、長い目で見守ってくだされば幸いです。
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  1. 2005/05/19(木) 03:11:33|
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霧城昂

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